きのうから
西荻窪・
ギャルリーノンさんとこにて
今年初の企画展が始まってます。
ーーーギャルリーノンさんのブログよりーーー
Clara VoceTextile Exhibition
吉野 路子の染めと織り
2010.3.12.(Fri.)~3.18.(Thu.)
最初にギャルリー・ノンで吉野さんにお会いした時、
東京女子大の4年生でした。染色や織物に興味があり
当店の布の仕事についてずいぶん永い時間話したこと
を思い出します。卒業して間もなく彼女は丹波に織りの
修行に出掛け、その後もときおりいただく便りから知る
精進ぶりは若い溌剌としたものをいつも感じさせてくれました。
早いもので7年経った昨年、鹿児島に移住して綿の栽培から
紡ぎ、染め、織りとすべての行程を自ら行い作品が出来上がり
皆さんに見て頂きたいという本人の希望もあり、縁あって今回
の展示ご案内となりました。ご高覧ください。
(
http://galerienon.exblog.jp/13810562/ )
きのうの初日はご本人ともお会いできて、
興味深いお話をきけて楽しかったー。
彼女は鹿児島にて洋棉でなく和棉を栽培してる。
これは和棉(糸につむぐ前のコットンは棉、 糸になったコットンは綿って書くそうだヨ)。
洋棉と違って和棉はこんな風にぶら下がって生るらしい。
葉っぱといい、ぽこぽこした形といい、葡萄みたい☆
白い棉と薄茶の棉を栽培して糸に紡いで織った布たち。
あたたかい色合いで、さわり心地もしなやかでしっとりしてて最高でした。
藍染も。
藍も栽培してるそう。
染める時に必要な灰も作ってるんだって。
ブラウス1枚作るためには20畳分の木綿畑が必要らしい!!
それを無農薬で有機栽培で作るとなるとほんとにほんとに 手間ひまがかかってる。
こうやって丹精込めて作られたものこそ大切にして
次世代につなげていくべきものなのだなぁ、、って感じ入った。
店内 。
ショールもありました。
ショール、襟元に巻いてみるとまるでシルクのような風合い。
服にフワッとやさしくくっつくのだ。
化繊みたいにスルスル落ちないからますますいいなぁ。
吉野さんのサイトはココ
http://www.claravoce.com/
吉野さんのこれからのご活躍、ますます楽しみです。